
これは3Dで見たらまた感想違うでしょうね><
それくらい映像にこだわった超大作でした。
インドでの動物園経営が困難になった両親と移民をするため、動物と一緒に船で航海することになったパイ。
しかし嵐で船は沈没。
救命ボートで漂うことになったパイ。
しかし、そのボートにはトラが乗っていたのです!

この映画、サバイバルなシーンの他に、インドでのパイの生活も映し出されるのですが、それがなんか好きでした。
リゾート地のような雰囲気でもあり、開襟シャツワンピースの女性が自転車を涼やかにこいでいたり、また、パイのお母さんがすごくキレイで、サリーもめちゃくちゃ綺麗なのです。
パイの彼女のサリーを着てのダンスシーンも良かった。
そして、物語に一本の筋を通している「信仰」。

幼いパイが様々な宗教に傾倒していくのもまたなんだか新鮮でした。
ある時はヒンドゥー教のヴィシュヌ神に、ある時はキリストに祈る姿は、宗教による争いを滑稽に見せるほどです。
そして、何と言っても、この映画の見どころはベンガルトラのリチャード・パーカー!
めっちゃこわいんですが、めっちゃかわいいんです。笑
船酔いしたり、魚を食べたくて海に飛び込むけど、這い上がれなくなったり・・。
ネコだ、ネコ!

海の美しさと神秘、神が宿る生命の根源。
素晴らしい映像でした。


