2013年03月28日

ニーチェの馬「生きるって?」

niche1.jpgずっとタイトルが気になって見てみたかった映画。
鬼才と言われるタル・ベーラ監督ですが、私は初めて見ます。
監督いわく、最後の作品ということで、傑作ですがなんとも重い作品でした。

寒村に住む父と娘。
朝起きて、手の不自由な父の着替えを娘が手伝い、水を飲む。
水汲みに馬の世話一日一回のジャガイモだけの食事。
そのルーティンワークを長まわしで淡々と撮る映像。
niche2.jpgなんの娯楽もなく、会話も最小限。
映画中、2回の来訪者があるのみで、馬も親子も疲れ果てやせ細り終焉を迎えるまでの6日間。
ニーチェが街でむち打たれる馬に駆け寄り、そのまま倒れて精神が崩壊したというエピソードの馬のその後という設定ですが、その辺りはあんまり関係ないように思いますが,何となく、疲れ果てた馬と人間と、同じ「命」が孤独な人生の終焉を迎える様が重なるようでもありました。

niche3.jpgこの、静かだけど深い「終焉」についての思想は、とても私では説明できないので、コチラのタル・ベーラ監督のインタビューでどうぞ^^
http://eiga.com/movie/57189/interview/

とにかく最初のオープニングシーンが秀逸です!
吹きすさぶ強風と疲れ果てた馬(実際に仕事がしたくない馬を見つけてキャスティングしたそう)と空しくniche4.jpg響く音楽と構図。パーフェクトです。








posted by sawori at 13:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ファッション
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