
長年連れ添った奥さんと離婚し、人生に生きる意味を見いだせない、偏屈おじいさん。
ある日、家出して行くところがないとすがってきた女の子メロディを居候させることに成ったのですが、容姿はいいけどおつむがちょっと・・の若いメロディとボリスが合うはずもなくイラつくボリス。
しかしなんと2人は結婚してしますのです!

その後は家族友人も巻き込み、ドタバタな恋愛模様。
えー!という展開が続出。
しかし、終止テンションも変わらずずっと毒づいているボリスを通して、なんだか客観的に見れる映画です。

色もとってもカラフルなんですが、何となくオシャレに見えてしまうのはウッディ・アレン映画のセンスの良さなのでしょうか。みどりのキャミソールとか可愛すぎでした!
白いワンピースにGジャンというスタイルもすごく似合ってました。
スージー・ベンジンガーという人が衣装担当で、「セレブリティ」も担当している方です。

「宇宙は全くの偶然に満ちあふれている。
誰もが正しい相手を求めている。
あなたが得る愛
与える愛
あらゆる幸せは全てつかの間だ。
だからこそ、うまくいくなら

あなたが存在しているのもまた運なんだ。」
映画には感情移入はとても大事な要素だと思うのですが、この作品は感情移入というよりはむしろ、ある高い位置からこのドタバタ劇を見守るような客観的で達観視した感じが魅力なのだと思います。

「全ての絵(all picture)が見えているのは僕だけ」
というセリフを残しますが、まさに全てをわかった上でジタバタせず達観視しているなーと、あー粋だなーと感じました。
人生万歳!/treilar