2012年12月21日

日の名残り「カズオイシグロの世界」

hino1.jpgカズオイシグロとは、イギリスに帰化した日本人作家です。
『わたしを離さないで』を見たとき、すっかり取り憑かれ、原作を調べてみたら日本人(正確にはイギリス国籍)なので超感動したのです!
同じ感覚は『薬指の標本』の小川洋子さん。
彼女はまた日本ではポピュラーで、『博士の愛した数式』なんかを書かれた作家です。

さて、この『日の名残り』は、ある資産家のイギリス人のお屋敷で執事を勤める男のお話。ある日、女中頭としてやってきた女性に密かに惹かれながらも、仕事一筋に生きるという、不器用な紳士の淡いロマンスなお話です。

hino2.jpg映像は常に夕暮れな、西日な感じで、古いお屋敷とオレンジの日の光りがとっても美しいのです。

お洋服は第2次世界大戦が始まる前の30年代な感じで,斜めハットとワンピースと言った感じ。メイドの服もふんわりスカートな具合が素敵ハート(トランプ)

そして、アンソニー・ホプキンスのものすごい存在感!!
レクターにしか見えないんですが、
なんかロマンスなシーンも「こ、怖い!」って思っちゃうんですよ。笑
でも完璧主義の執事っぷり、お見事でした!
hino3.jpg
監督は「ハワーズエンド」「モーリス」の監督さん。
うん、私は彼を「西日の監督」と名付けよう。
彼の作品はまさに西日のようだ。


hino4.jpg
カズオイシグロ作品2本目ということで、なんて切ないのでしょう。
美しく,物悲しく、まるでモナリザの微笑のようなお話を書く作家さんだなあと思うのでした〜。





「日の名残り」trailer


同じくカズオ・イシグロ原作の「わたしを離さないで」trailer

posted by sawori at 11:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ファッション
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