
とにかく、長いです!!!

キューブリック監督がとにかく映像にこだわり抜いたようで、自然光で撮ってやる!というリアルさを完璧に追求した映像(NASA開発のレンズを使ったとか)は、まるでロマン派の絵画さながら。
ルノアール?って感じで、もう、ルーブル美術館かどこかで動く絵を鑑賞している気分なのです。

キューブリックぽいなと思ったのはひたすら美しい中に垣間見える狂気で、イングランド歩兵が行進しながら撃たれてバタバタ倒れるシーンや、妻の前夫の子供を虐待するシーン、それを見て微笑む実の子など、幻想のなかにそーゆうものを観てしまうとショックも倍増してしまいます。

ビックリです。
同じ人間なんて!!
衣装はとにかく絢爛豪華!
召使いの服や赤ちゃんの産着までしっかりとご覧ください!

「は〜〜美しすぎた・・・」
とボーゼンとしてエンドロールを待っていると
エピローグ
これはジョージ三世の治世。
その時に生き争った人々の物語。
美しいものも醜いものも
今は同じ
全てあの世

さすがキューブリックです。
しびれます><
しびれ死にします。
長−いですけど、秋の夜長,
美術館に行くようなつもりで、
お菓子とお茶を用意してゆっくりご覧ください^^