
ショーン・ペンが製作に10年を費やし、エミール・ハーシュが役になりきったノンフィクション映画「イントゥ・ザ・ワイルド」。


幼い頃から両親の不仲をみて過ごし、実は私生児だったという事実を抱えながら生きて着た彼は、貯金を全て寄付し、物質社会から飛び出して、誰にも告げず荒野アラスカへの旅に出てしまいます。
旅先で出会う人々、厳しい自然、美しい自然、全ての経験が彼の思いをほぐしていき、最終地アラスカへ。
そこで待ち受ける彼の運命とは・・・。

ショーン・ペン、やっぱりスゴイと思いました。
エミール・ハーシュ鬼気迫っていました。
トワイライトのクリステン・スチュワートも出てました!
初々しすぎて浮いていましたが。

ダンガリーシャツやネルシャツチノパン。
アメリカン・アウトドアなファッションはとにかく機能して自然で、チャラチャラしたお洋服が馬鹿みたいに思ってしまう・・・。
とにかく、彼目線であると同時に、妹のナレーションによって客観的にもとれるこの映画の手法は、一人の青年の「運命を見届けた!」という思いを強く抱かせるし、クリスが何かを感じたり悟ったりするシーンは素晴らしく見事でした。
「もし、生き方が理性で支配されるなら
人生の可能性は打ち砕かれる。」

もし、私が男の子だったなら、この映画を観たら旅に出たくなるでしょう。
男の子は、自分探しの旅に出て、
そして、無事に帰ってこなければならないのです。
Into the wild/trailar