
タイトルだけであんまり予備知識なく見ました。
恋人のジムを事故でなくした大学教授のジェームスは虚無感から自殺を計画します。そんな決意の日に感じる美の数々、そして新たな出会いが彼の心を変えていきます。
瞬間瞬間の美をクローズUPして行く感じ、ちょっと新しいなって思いました。あと、登場人物がみんなオシャレで、お洋服の一枚一枚にも気を使ってました。さすが、監督さんのトム・フォードは有名デザイナー!ほんとに、どのシーンも写真のような美しさです。
そして、ビックリなのは「アバウトアボーイ」でヒュー・グラントと共演したニコラス・ホルトくんが、成長してめっちゃ美青年になってるんです!もう、ほんと、驚いた!!トム・フォードのイメージモデルもしてるらしいです。
あと、コリン・ファースがすっごくいい。で、死んでしまった恋人との関係がまたいい。あんな、関係性にあった恋人なら、失ってしまった時、私も死にたいと思うだろう。
「人生が価値を得るのはごく数回。
他者と真の関係を築けた時だけだ。」
確かにそう思う。家族ではなく、他者との間で真の関係を見出せた時、生きる活力を得たりとか世界の美しさに気付く気がする。
ラストはちょっと苦しかったけど、トムフォードの映画はとっても綺麗だった。初監督だけど、自分の世界観がもう確立してる人だなあって、ちょっと注目したい監督さんの一人なりました。
