2013年09月30日

エデンより彼方に「50年代の理想の奥様ファッション」

eden1.jpg何となく見た1本。

50年代の美しい街に、それこそ主婦のお手本のような美しい女性。
2人の可愛い子ども、会社重役の夫、主婦の鏡として雑誌にも取り上げられる自分、素敵なご近所さんとのパーティ。
そんな夢のような日々も、夫がゲイだという事実を知って崩壊して行きます。
そんな時、庭師の黒人男性と意気投合するキャサリンですが、まだ黒人差別の激しい50年代のアメリカではそれが大問題になってしまい・・・

eden2.jpgこの作品は、50年代のメロドラマの巨匠ダグラス・サークの「天は全てを許し給う」など、サーク作品のパロディだいう、監督のトッド・ヘインズ。
私はサークを知らないので何ともいえないんですが、サークファンの為の映画だと言うことです。

さて、とにかくアカデミー賞にノミネートされたジュリアン・ムーアの演技がスゴイ!
このキャサリンという女性は、「家族のため」というよりは「家族のために尽くす自分」に酔っているような女性。子どもの試合より、自分のパーティを優先するような。かといって、他の女性より差別意識にもとらわれること無い内面も持っている。実は人間同士、垣根の低い感覚を持っていながら、50年代という時代に毒されている複雑な女性なのです。
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人一倍オシャレなキャサリンなので、お洋服も凝っていました!
50年代特有のタイトなテイラードジャケットにふんわりスカートや、スカーフを頭に巻いたり、ファッションは見ていてとっても楽しめます。

夫がゲイだとわかり、しかも夫が逆切れしたりで、夢のような家庭が崩壊して行く様を見ていると、フィッツジェラルドの言葉が思い浮かびました。

「人生は崩壊の過程だ」
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このフィッツジェラルドの言葉は、本を読んでいてとてもグッサリきたのでよく覚えているんです。
そして、だからこそ「人生を生き抜くには希望があることが大事」というこの言葉の本質も大好きです。

とにかく、ジュリアン・ムーアはスゴイ!という映画でした^^
posted by sawori at 11:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ファッション

2013年09月26日

007スカイフォール「ベン・ウィショーのQ様ファション」

sky1.jpg007ファンのみなさまには申し訳ないのですが、どうもハードボイルドが苦手な私は今まで007シリーズを敬遠しておりました。
ボンドがダニエル・クレイグに変わり、あれ?ちょっと意外な・・・と思っていたところ、テレビで「カジノノワイヤル」がやっていて。
あれ!カッコいい!!
ということで、今回とっても評価の高い「スカイフォール」を見てみることに。

sky2.jpg主題歌はアデル。
オープニングが最高にかっこ良かったです!







今回はMI6の司令塔Mや頭脳集団Qの交替劇・・というとで、また交替した人物が超豪華!
Mはレイフ・ファインズ。
そして、Qはなんとベン・ウィショー!
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ボンド「Qはどこだ?」
Q「ぼくがQです。」
ボンド「まじか!まだニキビがあるひよっこじゃないか」

と言われる始末ですが、Qの発明品で命の助かったボンドはQを認めます。
そんなQ様。
「パソコンさえあればパジャマ姿で敵と戦えます〜」
というかわい子ちゃんなんですが、お仕事着はどこのブランドかはわかりませんがポール・スミスばりのタイトなカーディガンとパンツ。メガネに寝ぐせの髪。VaioのパソコンとQのロゴ入りマグカップ。外に出るときはモッズコート・・・とキュン死にポイント満載男子なのです!
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ちなみに、ダニエル・クレイグはもうまさに「男」ってタイプなのですが、今回はスランプ(歳?)に陥るため、何となくネガティブな部分が素敵でした。衣装はトム・フォード。時計はオメガ。車はアストンマーティン。





sky5.jpgあと、悪役がハビエル・バルデム!




さすがの恐さ!!!
何考えてるかわからない悪役やらせたらピカいちですね!

・ ・・ということで、映画的にも素晴らしい作品でしたが、とにかくQが最高だった!!
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2013年09月19日

ダージリン急行「マーク・ジェイコブスのお揃いスーツケース」

daji1.jpgウェス・アンダーソン監督のインドを舞台にした家族再生(?)のロードムービー。
父が亡くなって以来疎遠だった3兄弟が、長男の突然の招集により「ダージリン急行」に集合。
「心の旅に出るぞ」
3人は、家出している母に会うためインドを旅行することになるのですが・・・

今回もウェス流「機能不全家族の再生」をテーマに繰り広げられる「淡々とした波瀾万丈」がすばらしいのです。

daji2.jpg気になるファッションはほとんどが男性だったのであれですが、プロローグ的作品「ホテルシュヴァリエ」では、なんとウェス映画っぽくないナタリー・ポートマンが登場。ベリーショートはどことなくジーン・セバーグを思い起こさせますが、お洋服が洗練されていてとってもオシャレ。

3人兄弟は機能不全とはいえ、お揃いのスーツケースを持つというウェス監督の演出が見事!これはルイ・ヴィトンのデザイナー、マーク・ジェイコブスがデザインしています。ほしいーー><

そしてこだわりの選曲はキンクスが光っていました!
恒例のスローモーション、かっこいいー♡
The Kinks/Strangers


daji3.jpgウェス監督作品は、自信3兄弟で両親が離婚していたり、かなり作品に自分の境遇を反映しているものが多いそうです。
いつも、ハチャメチャでバラバラで、到底「普通」とは言いがたい家庭でも、お互いを認め合う「絆」を見せてくれるウェス作品が本当に大好きです。
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posted by sawori at 14:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ファッション

2013年09月18日

下妻物語「ロリータと特攻服」

simotsuma1.jpg大好きなこの映画。嶽本野ばらさんの小説を中島監督が見事に映画化!

チンピラを父と元レディース総長の祖母と暮らしながらもロリータ街道まっしぐらの桃子は、ひょんなことから自分とは正反対の暴走族のイチコになつかれてしまう。
人との繋がりなんて重要じゃないと思っていた桃子ですが、まっすぐなイチコに心を動かされ、次第に友情を感じていきます。
そんなとき、イチコが「ケジメ」をつけられることに・・・桃子はイチコを助けに原付で茨城の田舎道を疾走します。

simotsuma2.jpg桃子がいつも着ているのがBaby, the Stars shine brightという実際のロリータブランド。深キョンが似合う!
そして、虫食いのボンネットの穴を刺繍で埋めるなんてなんて素敵なシーン♡
この映画を観ていると、刺繍とかお裁縫がしたくなっちゃうんです。

一方、ヤンキーのイチコさんは土屋アンナ。特攻服、めっちゃ似合ってます(笑)
でも実際はスタイル抜群の美少女なので、映画の最後、Babyのお洋服を着てモデルをするシーンがあるのですがサイッコウに可愛いです!

とにかく見どころいっぱいのこの映画ですが、深いセリフも多いのです。
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「人は幸せを前にすると臆病になる。幸せを掴むことは不幸に甘んじることより勇気がいる。」

あとはやっぱり深キョンのタンカ!!
「われ、いちびっとったらホンマいてまうぞ!!」
・ ・・とスゴイ深キョンの凄み・・・めちゃめちゃかっこいい!

計何回観たんだかわからないけど、とにかく元気が出て、お裁縫がしたくなる最高の映画です♡

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2013年09月09日

ライフ・アクアティック「チーム・ズィスーに入って赤ニット帽にアディダスはきたい!」

life1.jpgウェス・アンダーソン監督がやっぱり大好き!
どこが好きかと言うと、黄色っぽいフィルムと画面の色配置の配合。フィルムのながまわしでどんどん移動していく感じ。音楽にファション。俳優たちが無表情。で、微妙に泣いたり怒ったり笑ったり。

この映画はスティーブ・ズィスーという海洋学者が船で海を冒険し、その記録映画を撮るという話。だけど最近その映画もヒットしず、援助金も打ち切られ、妻にも愛想を尽かされ、崖っぷち。
そんなとき、自分の息子と名乗るネッドという青年が現れる・・・。

普通じゃないけど家族。
ハチャメチャだけど憎めない。
そんなウェス映画に欠かせないテーマは、いつものように心に何とも言えない暖かい余韻を残すんです。
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もちろん、何と言ってもファッションがいつも最高!
今回は赤いニット帽が効いてます!
チーム・ズィスーはみんなお揃いで、よーく見るとみんなデザインがちょこっとずつ違うという芸の細かさ。
そしてかつてスポンサーだったというアディダスのお揃いのスニーカー。
水色の水兵服とTシャツ。セーターなどにもZの刺繍。
私もチームに入りたい!
ファッションについての監督のインタビューがありましたので、載せておきます。
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Q:今作(ライフ・アクアティック)のファッションも個性的で素敵ですね。いったいどういうときに思い浮かぶのですか。何か参考にしているものはあるんですか。

衣装は作品にとって、とても重要なものです。キャラクターによって、きちんと変えています。非現実的な世界でありながら、キャラの世界を作りだす一部でもある。衣装からいろんなものが見えてくるでしょう。僕は目にしたもの、思い浮かんだものをきちんと書き留めておいて、記憶するようにしています。今回の衣装については、まず赤いキャップはズィスーのモデルでもある、ジャック・クストー(海洋学者)からヒントを得ました。さらにアディダスのスニーカーについては、もし彼らクルーたちのスポンサーがアディダスだったら、面白いなと思って、履かせました。そのほかに青いZのロゴ入りセーター。これは30年代の映画を観たときに、印象に残っていて、取り入れました。本当にいろんなものにインスピレーションを受けて、それをミックスして作り上げていくんです。ちなみに『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』のときにグウィネス・パルトロウが着ていたラコステのワンピース。あれは自分が小学校5年生くらいのときに周りの女のコがほとんどみんな着ていたものなんです。
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こーゆうウラ話だいすき!
この秋、Moviegoer ShopのBook of Deer のコンセプトが「Selkie & sea」
ということで、素敵な海をコンセプトのお洋服があるのです。だから赤いニット帽とかでコーディネートしてみようと思います^^
あと、古くなったニットの肩にZの刺繍をしてみようかと思う。笑


posted by sawori at 10:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ファッション