2013年04月12日

スウェーディッシュ・ラブストーリー「純愛はソーダ色」

swedish1.jpgこの映画,1969年の映画と知ってビックリです!
「小さな恋のメロディ」が1971年。
何となく雰囲気が似てると思ったのですが、コチラが元祖!

ファッションは回り回って、今まさに流行のソーダ色。
登場シーンはシャツワンピースにベスト着たり、レモンイエローのTシャツミニワンピースに革ジャンなんて斬新な・・・。でも靴は素足にスニーカーってゆうのが最高。
ソーダ色のスリムパンツに、タイトなサマーセーターなんて、今その辺に溢れてるじゃないですか!
しかし、革ジャンは背伸び感があるものの、あとはサラって自然に着てて、だからかわいいんですよねー^^
swedish2.jpg彼の実家に遊びに行く時のがんばって大人っぽくしてきた、白いミニのプリーツスカートに黒いポロシャツにサングラスもかわいかった♡

この映画の優れているところは、若い男女の純愛ドキドキやファッションだけではなく、人生にドキドキした冒険心がある10代の若者と、色々なものが見えてきて挫折や諦めを感じている大人との、ギャップでしょう。

ペールとアニカのもどかしいけど甘酸っぱい恋が進むとの平行して、
疲れきった親たちや親戚が人生の不満を爆発させる。
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入院中のおじいちゃんは
「早く退院できるといいね。」
といった身内に対し
「絶対にいやだ。
この世はわしには向いてないんだ。
孤独な人間のための世界じゃない。」
と反論。
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アニカのお父さんは
「アニカは金持ちになるんだ。
腐った世界では金が一番大事だ。
思い知った。
イヤなほど思い知った。」
なんてセリフで森を徘徊したり・・。

ややこしくなってしまう大人の社会と、
ストレートな若者の感情と、
そんな二つの対比が見事な映画でもありました。

swedish5.jpgちなみに、アニカが美少女すぎてペールとはアンバランス?
と感じたのですがいかがでしょう・・・。
ペールの取り巻きもカッコよすぎたし・・・。
ビョルン・アンドレセンとか・・・。
でもそこがいいのかな?
でも、やっぱり有名なバイクで戻ってきて抱きしめるシーンはいいですね♡





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posted by sawori at 15:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ファッション

2013年04月11日

愛の残像「モノクローム、白いシャツとキャミソール」

zanzou1.jpg初めて観ましたフィリップ・ガレル監督作品です。
モノクロが美しく、何となくアントン・コービンの「コントロール」を思い出しました。フランスっぽい気怠さと円熟した感はコチラの方が上!

カメラマンのフランソワが女優のキャロルを撮影したことがきっかけで、恋に落ちる2人。
しかし、キャロルには夫がいるのですが、ハリウッドに滞在中で不在のため、
2人の愛は急速に深まって行きます。



zanzou2.jpg「愛してるよ。」

「愛してる?
私が病気ならあなたの愛はどこへ?
私の髪の毛が抜けたり
歯がなくなっても私を愛せる?
愛してると言わないで。
先のことはわからない。
自分に素直に生きるだけ。
出会いと別れは美しくあれ、よ。」
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「美しい別れなんかないよ。
去る者と、
涙を流し足を止めるものがいるだけだ。」

「本当に激しく愛し合えば一つになれる。
愛が終わればその存在が消えるだけ。
誰も涙を流さない。
フランソワ、悲しい。」

zanzou4.jpgこの2人の会話はまさにこの映画の本質で、
キャロルは頭ではフランソワに対する気持ちの傾倒を自制しているわけですが、「愛」の前にはそんなキレイごとにはなりません。
フランソワの言う通り、美しい別れは無いのです。

このあと、自制されない愛が行き場を失い溢れ出して、最悪の結果になってゆくのですが、この映画はモノクロームであるべきでした!

素晴らしい空気感。
フランソワの白いシャツ、それを着たキャロル、冷たい床にシルクのキャミソール1枚で横たわるキャロル、削ぎ落された洋服はまるでモダンバレエを観ているようでした。
最高の映画でしたハート(トランプ)

ちなみに、フランソワ役のルイ・ガレルは監督の息子さん。
めちゃくちゃいいです!!女性の扱いがうまい(笑)
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posted by sawori at 11:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ファッション

2013年04月09日

冒険者たち「レティシアのピーコート着こなし」

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先週土曜日に「新・午前十時の映画祭」で『冒険者たち』を見てきました!
感想は、感覚が新鮮なうちにーということで、Facebookで熱く長々とUPしてしまったので、こちらにもコピペします(笑)

Facebookではファッションについて語らなかったのでコチラで。
レティシアを演じたジョアンナ・シムカスという女優さん、私知らなかったんです!
最高のオープニングで登場しますが、そんなに美女−という感想を持ちませんでした。
しかし、しかし、見ているとだんだんかわいくなってきて、彼女に惚れるマヌー(アラン・ドロン)、ローラン(リノ・ヴァンチュラ)の気持ちもわかるってもんです。笑 上目遣いに笑う感じがかわいすぎる・・・

そんなレティシアの印象的ファッションはやっぱりピーコート!
タートルセーターにピーコート、ピーコートの襟をたてて、その上からマフラーやスカーフを巻いたり、それで自転車に乗って、ほんとに素敵!
パーティでオレンジ色のニットワンピースを着て踊るシーンもカワイイ。
ベージュのコートに膝丈ブーツ、黒いスクエアショルダーもかちっとしすぎず自然体。
ファッションに大事なのは、がんばりすぎないことだと思います。
服が呼吸していなきゃダメだと・・・。
レティシアの場合,廃材で作った金属のドレスですら呼吸して見えました。

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ここからはFacebookからのコピペです(笑)
彫刻アーティストのレティシア、パイロットのマヌー、エンジニアのローラン。
3人が出会い、お互いの夢を応援しながらも、結局は夢破れて、半ばヤケクソ気味で新たな夢と冒険を探しに海へと乗り出します。

とにかく映像と音楽の世界観が素晴らしく合っていました!
アランドロンは相変わらず美形さん。

印象的だったのはこのやり取り。
レティシアがパーティーで見知らぬ紳士に問うセリフ。
「あなたはパイロットだとしたら飛行機で凱旋門をくぐろうと思う?」
「いいや」
「エンジニアだったら新しいエンジンで自動車産業を改革しようとは?」
「思わない」
「でしょうね…」
そして、興味をなくしたレティシアはあっさり紳士から離れます。
冒険者は冒険者を求める。
冒険したくないものは、非冒険者と安寧の場所にいるものです。
当たり前のようだけど、改めて、誰もが同じ価値観を持ってはいないのだと気づきました。
そして誰もが正解だとも。

そして、こんなセリフも。
レティシアが海で大きなハタを釣り上げた時
「ハタも一人で生きてる。この長い人生を」
と冒険者ゆえの孤独な人生観を垣間見たシーン。

前衛的、ヌーベルバーグ的映像や演出がありながらも、至ってベーシックなストーリー展開は見ていて安心感すら感じます。

3人で海ではしゃぐシーンが幸せ過ぎて、その均衡がやがて一人の男が持ち込む「金」という俗物によって、3人の未来に不穏なヒビを入れるのを見るのは、最初こそ痛快でしたが、後からとても苦しかった。

あのローランのほったて小屋、
3人で過ごしたヨットの日々、
それは3人の冒険者たちにとって永遠に匹敵する時間だっただろう。

それにしても、男女3人意外な相手を選ぶパターン。
「え?マヌー(アランドロン)じゃなくて、ローラン?」
は、なんとなく
「え?ハリーじゃなくて、ロン?」
などなど、いろいろな映画で応用(?)されていますね(笑)

そして、レティシア埋葬シーンは「グランブルー」や「ピアノレッスン」を思い浮かべ、改めて影響力のある傑作だと思いました(^^)
posted by sawori at 15:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ファッション

2013年04月05日

パリジェンヌ「カトリーヌ・ドヌーブのスクールファッション」

pari1.jpgこんな映画の存在知らなかったのですが、Amazonにカトリーヌ好きを見透かされ,薦めてきたので、まんまと買っちゃいました><笑

4人のパリジェンヌの恋愛を描くオムニバス映画。
少女漫画を見ているみたいで、なかなか軽く楽しめました!



pari2.jpg1話:スターを夢見るクラブガールが、タクシーで乗り合わせたのがなんとハリウッドの大物プロデューサー。

2話:貞淑な新妻パリジェンヌが元カレに再会。

3話:久しぶりに会った親友の彼氏を誘惑。

4話:ムリに恋をしようと大人ぶっていた少女が、偶然出会ったギター弾きと恋に落ちる!(これがカトリーヌ)

pari3.jpgと、女子の好きそうな恋の話が満載(笑)
どれも楽しめますが、最後のカトリーヌのが秀逸です。
チェックのスカートに白ブラウスなんて、ベーシックなスクールファションもなんか色気があるんですよねー!気怠いと言うか、あの雰囲気はなかなか独特のものがあります。やっぱり彼女はセミロングぐらいでくるんとカールでリボンが一番似合うなあ。
他のパリジェンヌたちのファッションも楽しめる、ガールな作品です!

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posted by sawori at 19:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ファッション

2013年04月04日

ナック「60年代モッズテイスト、隠れパティ&ジェーンをさがせ!」

knack1.jpgやっと全部見終わった「ナック」。
ビートルズの「A Hard day’s Naight」のリチャード・レスター監督ということで、ミュージック映画のような構図コマ割り。絶対PV向きの監督だと思う。
内容は正直?な感じもしたけど、カンヌのパルムドール受賞したんですよね!おどろき!笑
女の子と付き合いたくてしょうがない、不器用な数学教師コリン。
同じアパートの同居人、トーレンはワイルドな魅力で女の子にモテモテ。

knack2.jpg「女は男に支配されたがっているものだ」
という恋愛哲学のトーレンに、女子の口説き方を教えてもらおうとします。
ある時、田舎から出てきたナンシーと出会い、なんとか口説こうとするのですが・・・。

トーレンのアパートに同じ服を着た美女たちが並んで順番を待っていたり、どこまでが妄想で真実なのかの区別がはっきりしてなく、抽象的な絵画の様。

knack3.jpgただ、モッズファッションに身を包んだ女子大挙しているさまは、圧巻です!
オープニングシーンもそうなのですが、その中にジェーン・バーキンやパティ・ボイドもみえるんですよ!
リブ編みのフィットしたセーターと台形スカート、これはワンピースなのかな?みんな一緒のかっこう、ホント最高にカワイイ!
主人公のナンシーもパッツンおかっぱがカワイイ・・・ああ、私もこのボブが似合えば髪切るのになあ(笑)

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「モッズめ・・・」
と、老人たちが彼らを避難しますが、お構いなしな無茶っぷりが気持ちいい。
深くを求めず、オシャレなミュージックビデオをみる感覚で見ると最高の1本です♡

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posted by sawori at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ファッション