2013年02月15日

孤島の王「とっても寒くなるノルウェイ更生施設の男子服」

kotou1.jpgスクリーン2012年公開ベスト映画ランキング25位。
ノルウェイの孤島バストイにある非行少年の矯正施設で実際にあった悲劇を描いた作品。

11歳〜18歳の少年が収容されたこの極寒の孤島の施設に、ある日ベンヤミンという少年が入ってくる。
どうやらひどく重い罪(殺人?)を犯したようですがその辺りの過去は謎。
カリスマな彼は、威圧的な院長や、お気に入りの少年に性的暴行を加えている最低な寮長ブローテンにも、怯まず反抗し、遂には脱獄をはかるのですが、捕まってしまいます。惜しかった><
kotou2.jpgそんな彼の監視を任されている優等生オーラヴ(めちゃカッコいいのです!)は、あとちょっとで卒院できるので、ベンヤミンを大人しくさせたい反面、自分の中にも院長や寮長に対する不満が募り、遂には院全体を巻き込んで暴動が起きてしまいます・・・・

とにかく寒そうな極寒のバストイ島。
日本ならユニクロのダウンが支給されそうですが、北欧らしく、濃いめのダンガリーシャツにサスペンダー。コートはピーコート風のウールのもの。カッコいい・・・とっても北欧人に合っているハート(トランプ)
kotou3.jpg私のお気に入りオーラブは首にスカーフ?ただの布?を巻き付けているのですが、ただそれだけで他の少年たちとの区別がはっきりして、素晴らしいと思いました。
ただ、このオーラヴ役のトロン・ニルセン。
今回カッコいいと思って調べたのですが、私服がチャラくて好きじゃなかったです・・・。


kotou4.jpgこの映画監督マリウス・ホルストは全く知らなかったのですが、素晴らしい映像美!それで、所々に流れるシガー・ロスの曲がなんて見事にマッチ!その他の曲も良くって、調べたら「ぼくのエリ」の作曲を手がけた人でした。素晴らしく、北欧の香りなのです。

ここで、監督のコメントをご紹介。

「14年前、バストイ島の矯正施設で少年時代を過ごしたという男性との出会いが本作のきっかけとなっています。これはノルウェー本国でもあまり知られていない歴史の一部なのですが、バストイ島で何があったか、そこで過ごした少年たちの運命を伝えなければならないという思いに私は長い間取りつかれていました。実話をもとにしたこの作品は、それほど遠い昔の話ではありません。『孤島の王』は今の時代もなお世界のいたる場所で起こっているが、大半の人々は知る由もない、不条理な現実を描いた作品なのです。」
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『不条理な現実』まさにそんなことを感じた傑作でした。





posted by sawori at 13:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ファッション