2012年10月01日

バリー・リンドン「まるで絵画のようなキューブリックの芸術品」

barry1.jpg第1章はいかにしてバリー・リンドンが貴族の位に近づくまでに至ったかのサクセスストーリー、第2章は成功の果ての苦悩と没落。
とにかく、長いです!!!




barry2.jpgそして、今までソフィア・コッポラの「マリー・アントワネット」の映像が最高に美しいと思っていたのですが、この「バリー・リンドン」は何かを超越していました。
キューブリック監督がとにかく映像にこだわり抜いたようで、自然光で撮ってやる!というリアルさを完璧に追求した映像(NASA開発のレンズを使ったとか)は、まるでロマン派の絵画さながら。
ルノアール?って感じで、もう、ルーブル美術館かどこかで動く絵を鑑賞している気分なのです。

barry3.jpg特に第2章の上流階級のアンニュイさと何かが狂っている感じは芸術品です!
キューブリックぽいなと思ったのはひたすら美しい中に垣間見える狂気で、イングランド歩兵が行進しながら撃たれてバタバタ倒れるシーンや、妻の前夫の子供を虐待するシーン、それを見て微笑む実の子など、幻想のなかにそーゆうものを観てしまうとショックも倍増してしまいます。

barry4.jpg第2章で貴族のリンドン婦人と結婚するのですが、婦人役のマリサ・ベレンスンが私が今まで見た人間の中で一番美しいでのす。
ビックリです。
同じ人間なんて!!
衣装はとにかく絢爛豪華!
召使いの服や赤ちゃんの産着までしっかりとご覧ください!

barry5.jpgそして長かった映画が終わり、
「は〜〜美しすぎた・・・」
とボーゼンとしてエンドロールを待っていると

エピローグ
これはジョージ三世の治世。
その時に生き争った人々の物語。
美しいものも醜いものも
今は同じ
全てあの世

barry6.jpgという文字が!!
さすがキューブリックです。
しびれます><
しびれ死にします。

長−いですけど、秋の夜長,
美術館に行くようなつもりで、
お菓子とお茶を用意してゆっくりご覧ください^^


posted by sawori at 10:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ファッション