2012年07月23日

セラフィーヌの庭「神様と質素なドレスと天才的な絵」

seraphine1.jpgピカソを発掘した美術評論家ウーデ。
彼の間借り先の大家のパーティで、偶然見つけた絵に衝撃を受ける彼。
大家に訪ねると、なんと、その絵は家政婦セラフィーヌが描いたものと聞き、彼女を訪ね、個展を薦めます。
神のお告げで絵を描き始めたと言う彼女の絵は、自然の美しさと激しさを兼ね備えた迫力のある絵と構図。
ウーデはなんとか彼女の絵を世に広めようとしますが,しかし、時代は第一次世界大戦に突入していくのでした。

seraphine2.jpg実話を題材にしている映画です。
とにかくセラフィーヌ役のヨランド・モローが迫力でした。
ものすごく太っているんですが,家政婦のドレスがとっても質素で、でもふんわりしていてなんか可愛いんです。かぎ針編みの使い古したショール。画材を集める為のカゴバック。最後に着た高級のウェヂングドレスすら、生活感がある服に見えました。




seraphine3.jpgそして、神様を信じているセラフィーヌは、神のお告げで絵を描いている訳ですが、まさに圧巻の色彩と構図です。
画材は自然の素材を使い、まさに1度見たら忘れられない絵でしょう。
後期のセラフィーヌの作品をウーデは
「ゴッホに匹敵する」
と言っています。

seraphine4.jpgあまりにも純粋で、信心深く、思い込みが激しく、物事の想定範囲が狭いためか、だんだん常軌を逸していくセラフィーヌ。
ほんとに鬼気迫る演技でした。







seraphine5.jpgヨランド・モローはセザール賞はじめ、数々の賞をこの役で受賞しています。










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posted by sawori at 12:55 | Comment(2) | TrackBack(0) | 映画ファッション