2012年02月23日

赤い風船 / 白い馬「アーティスティックな色使いとファンタジックノスタルジー」

 facebookで参加しているグループの2月のお題で観賞。実はずっと見たいと思っていた作品で、でもなかなか手が伸びなかった作品。お題を出していただいた方に感謝です^^

「赤い風船」
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 50年代の映画とはとても思えない色彩の素晴らしさにまず、圧倒されます。古〜いフランスの町並みとポップな風船とのコントラスト。
 そしてカワイイ美少年。実は監督の息子さんと知ってびっくりです!
 少年がある日見つけた赤い風船。大事にいつも持っていたら、風船には意思が芽生え(最初からあったのかな?)、自分からついてきたりします。最初はそんな「風船に意思」という設定に違和感を覚えた物の、映像にうっとりしながら見続けていると、だんだん風船に感情移入してしまい、なんか応援していたり悲しんでいる自分がいて驚きです。
 「風船に感情移入させる」なんて、すごい監督さん☆
 それはどう表現していいかわからない感覚で、ファンタジックノスタルジーという言葉が頭にふっと浮かびました。
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「白い馬」
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 こちらも同監督さんの初期の作品。
 モノクロですが、この映画に色は無用だと思いました。
 馬飼い達が野生馬の群れを追いつめます。群れのリーダーは野生ながらも美しい白い馬。彼らは捕まってしまいますが、この白い馬だけはずっと反抗しつづけ、逃げ出します。そこで、荒野で暮らす一人の少年と出会い絆を深めていきます。
 この少年。超っっ美形です!もう、それはそれはびっくりです。髪型もなんか現代でも通用するようなカットで、シンプルなシャツをぴたっとしたパンツにインしていても、王子様のごとく素敵。でも彼、野生児なんで実はぼろぼろの服なんですけど、なにこの気品☆
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 カメで遊ぶかわいい弟役の子は「赤い風船」の男の子、そう監督さんの息子さんらしく、なにか持ってる感たっぷりのお子ちゃまでしたハート(トランプ)
 野生馬を調教するシーンは黒澤映画「7人の侍」をなんとなく思い出してしまいました。荒々しい馬の描写が躍動感たっぷり!
 そして、野生的でありながらも、気品を合わせ持つ2人は人間と動物という枠を超えて理解し合う。
 
そしてラストも「赤い風船」と同じく心がキュンと痛い。
どういう意味があるのかは分からないけど、人間の醜い部分を風船とか動物とか純粋なものを通して見せ、さらにはそんな何かを超えたところに理想郷がある、なんてメッセージかも、って思いました。
  
posted by sawori at 20:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ファッション