2012年01月10日

インビクタス 負けざる者たち「言葉の威力」

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イーストウッド作品は見るのに「よし!」とちゃんと時間を用意しないといけません。なるべく言葉を聞き逃したくないからです。

アパルトヘイト時代の南アフリカ。27年間の投獄を経て釈放されたネルソンマンデラが大統領となり,自国のラグビーチームを通じて白人と黒人が一丸となって生きる祖国に変えていこうとする物語。
マンデラ役のモーガン・フリーマンは大きな大きな優しい笑顔だけで泣かせてくれました><
マットデイモンはマッチョデイモンと呼びたいくらいマッチョでした。が静かな演技がとても良かったです。

27年という気が遠くなる投獄生活、それを恨むことも無く赦し、白人との共生国に変えていこうとする姿勢は賢明で、限りなく優しい笑顔は人間の器の大きさを感じました。
つらい獄中で、彼を支えた一編の詩。

インビクタス
私を覆う漆黒の夜
鉄格子にひそむ奈落の闇
私はあらゆる神に感謝する
我が魂が征服されぬことを

無惨な状況においてさえ
私はひるみも叫びもしなかった
運命に打ちのめされ
血を流しても決して屈服はしない 

激しい怒りと涙の彼方に
恐ろしい死が浮かび上がる
だが、長きにわたる脅しを受けてなお
私は何ひとつ恐れはしない

門がいかに狭かろうと
いかなる罰に苦しめられようと
私が我が運命の支配者
私が我が魂の指揮官なのだ

この詩を、弱小ラグビーチームのキャプテンに渡し、今なお残る白人と黒人の壁を変えていくよう導きます。

普通、スポ根映画ってめっちゃハードなトレーニングを課したり、何か秘策的な訓練をしたりそんなところにスポットをあてていきますが,この映画では「言葉」のみ。そこでこの映画がいかに「言葉の影響力」を伝えたかったのかわかる気がします。

単なる「言葉」が生きる助けになることを証明する映画でした。

posted by sawori at 22:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ファッション

2012年01月06日

シングルマン「トムフォードの美の世界」

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タイトルだけであんまり予備知識なく見ました。
恋人のジムを事故でなくした大学教授のジェームスは虚無感から自殺を計画します。そんな決意の日に感じる美の数々、そして新たな出会いが彼の心を変えていきます。

瞬間瞬間の美をクローズUPして行く感じ、ちょっと新しいなって思いました。あと、登場人物がみんなオシャレで、お洋服の一枚一枚にも気を使ってました。さすが、監督さんのトム・フォードは有名デザイナー!ほんとに、どのシーンも写真のような美しさです。

そして、ビックリなのは「アバウトアボーイ」でヒュー・グラントと共演したニコラス・ホルトくんが、成長してめっちゃ美青年になってるんです!もう、ほんと、驚いた!!トム・フォードのイメージモデルもしてるらしいです。
あと、コリン・ファースがすっごくいい。で、死んでしまった恋人との関係がまたいい。あんな、関係性にあった恋人なら、失ってしまった時、私も死にたいと思うだろう。

「人生が価値を得るのはごく数回。
他者と真の関係を築けた時だけだ。」

確かにそう思う。家族ではなく、他者との間で真の関係を見出せた時、生きる活力を得たりとか世界の美しさに気付く気がする。

ラストはちょっと苦しかったけど、トムフォードの映画はとっても綺麗だった。初監督だけど、自分の世界観がもう確立してる人だなあって、ちょっと注目したい監督さんの一人なりました。

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posted by sawori at 20:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ファッション