2011年12月21日

アメリカンビューティー「それぞれのビューティー」

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サム・メンデス監督。
典型的なアメリカの中上流家庭の核家族が崩壊して行く様を、ブラックいっぱいに描いた映画です。
タイトルのアメリカンビューティはバラの品種のようで。
深紅の薔薇が美の象徴として滑稽に描かれ、アメリカの美に隠れた闇をホントに見事に描いた作品です。

ファッションについては例によって大好きなハイスクールファッションです。
チアリーディングの衣装可愛かった!
パーカーとか、お泊りのスウェットのショートパンツとか、そうーゆううのかわいいですよね☆
登場人物で一番好きなのはお隣のリッキーなんですが、
「彼はなんで聖書のセールスマンみたいな格好をしてるのか」っていうの、ウケました。私はすきです。

この映画には色んな形のビューティー(美)の捉え方があります。

庭付きの豪華な家と家具、理想の家族に美を見る母親。
娘の友達に究極の美を想像してワークアウトに励む父親。
友達の美に嫉妬しつつ、恋によって自分自身に新たな美を見つけた娘。
自分の平凡さに気づきながら外見の美だけを信じる友人。
この世の死や生全てに美しさを感じる唯一美の本質を見抜いている転校生。
ゲイである事実を必死で隠し、大佐である自分を美化するその父親。

うわべの美に囚われすぎて、歯車が狂って行く様を、皮肉たっぷり
に描き、そして最後にはそんな美など意味のないという事に、新たな美を見出すのです。

素晴らしい脚本はアラン・ボール。
もっと色んな脚本を書いて欲しいです。

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posted by sawori at 20:22 | Comment(2) | TrackBack(0) | 映画ファッション