2011年12月15日

小説家を見つけたら「ショーンコネリーのハンチングに自転車」

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ガス・ヴァン・サント監督。
治安の悪いブロンクスに母親と二人で住むバスケ好きのジャマールは実は家にはたくさんの本が溢れる黒人の文学少年。でも、周りの友人に合わせるため、そのことは隠しています。
あるとき、ひきこもりの伝説の小説家フォスターに出会い、文を書くことへの才能が開花し始めます。
「自分のために書く文章は、人のために書く文章に勝る」
第1稿はハートで書く、それを読み返す時が至福の時だと教えるフォレスター。
有名進学校に転校できることとなり、バスケチームのスタープレーヤーにもなれ、順風満帆に見えましたが、人種差別の残る白人教師と、必要以上に差別に対し意識過敏になっているジャマール、2人の間で対立がめばえます。
頑固なフォレスターやハイスクールでの友情、家族の絆、そしていつからでも夢を持つことが出来、叶えることが出来るというのがテーマの映画です。

ジャマール役の子も素人っぽさの残るいい演技でしたが、やっぱりショーンコネリー様でしょう。
引きこもった天才小説家が、ハンチングを被ってびくびくとマンションの外に出て、自転車を乗る様は本当に可愛かった笑
ハンチングに自転車。
街に溶けこむ渋いファッションでした。
なにげにマイケル・ピットが出てて感激☆
しかも、ラストにはマットデイモンがちらっと出演。
ガス監督はイケメンとお知り合いが多いですね笑

この映画はアンバランスさが良かったです。
黒人と白人。バスケと文学。天才と凡才。ラップとハワイアン。
そう、極めつけにエンディングで流れたのはオズの魔法使いの「somewhere over the rainbow」のハワイアンカバーバージョン。これがなんか最高なんです。アンバランスをバランスにしてしまう、ガス監督のセンス。
見終わった後の気持ちよさ、前向きになる映画でした。

posted by sawori at 19:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ファッション