2011年12月12日

リトル・ミス・サンシャイン「黄色いワーゲンバス」

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ロードムービーが苦手なわたし。
この映画も敬遠していましたが、えいっ!と見てみると、すごーく心があったまりました。
それは、風邪引いたときに飲むショウガ紅茶みたいに笑

「勝ち組」にこだわりハウツー本を出そうとするも失敗し無職の父。家族をまとめるのにがんばるお母さん。自殺未遂したゲイの伯父さん。ニーチェ崇拝者のしゃべらない兄。ミスコンに情熱を燃やすポッチャリ系の妹(アビゲイルちゃん最高!お尻にさわりたくなるはず笑)、いつまでもエロいおじいちゃん。
からみ合わない6人がオンボロワーゲンバスでミスコン大会出場のために旅に出るストーリー。

「勝ち組」「負け組」そんな言葉が使われだして、なんか世の中格差社会がクローズアップされている現代。
そんなものが滑稽だと笑い飛ばすような、素晴らしい脚本でした。
調べてみると今回が初脚本というマイケル・アーント。そして後に名作「トイ・ストーリー3」を書いたというので納得。

試合前日、負け組になりたくないというオリーブに対し。
「本当の負け組は、挑戦もしないでにげるやつのことだ」
と励ますエロいおじいちゃん。実は一番家族思い??笑

色弱のためパイロットになる夢を断たれ、18歳まで何もしたくないというお兄ちゃんに対して
「人生で一番有意義なのは悩み苦しむ思春期だ。その時期を何もせずに過ごすなんてもったいない。」
と諭すゲイの伯父さん。

壊れかけの黄色いワーゲンバスの旅が家族を結びつけていく。
完璧な家族では気づかずにすぎていくことが、不完全だからこそ、お互いの弱さや傷に気づいてあげられるのかもしれません。

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posted by sawori at 20:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ファッション