
改めて見直すと、なんて素敵な映画なんでしょう。
強風の中、赤いずきんをかぶった母娘が敬虔なカトリックの街にやってきて、断食月にチョコレート屋を開く。
この、色々がアンバランス、でも絶妙なマッチング。
ヴィアンヌはコチコチ頭の街の人たちの心を、チョコレートのちからで優しくほぐし、心を開かせていきます。
そんな街の人達は、生きることを楽しむことの素晴らしさを感じはじめていくのですが、心ない伯爵のせいでチョコレート屋がピンチに。
いつも娘の前では前向きで頼りになる母親だったヴィアンヌが、泣いてしまったとき、今までダダをこねていた娘が
「大丈夫よ、ママ」
と、急にしっかりした目付きになって慰めるシーンは私も泣いちゃいました。
頑張ってる女の人は、その強さの裏に隠している弱さもまた美しいですね。
恋人役のジョニーデップ、良かったです。穏やかで(*^^*)
ヴィアンヌが着る服で何と言っても印象的なのは、赤いワンピース(風エプロン)にブルーのカーディガン。この色合いとチョコレートの艶っとした茶色
とすごく合う。
対照的に、ブルー系のワンピースに黒や紺のカーディガンをきていた女性も良かったです。(マトリックスの人でビックリ!今まで気がつかなかった)
どっちかというと、私はブルー系かな。
この、ベーシックなワンピースにカーディガンという王道なコーディネートは、女性にとっては永遠の乙女アイテムです。

